タバコは昔から「百害あって一利なし」と言われている程、体に対しては悪い影響しかありません。
具体的にタバコが原因と言われる病気を挙げると、
とても多いので代表的なものをいくつか挙げます。
・肺がんや咽頭がん
・脳卒中などの循環期系の疾患
・歯周病
・不妊症(女性)、早産(女性)
・気管支炎や肺炎
どれも比較的聞き覚えがある病気だと思います。これらはタバコを吸う事で、病気になる確率が上がると言われていて、中でもガンは日本の三大疾患のひとつでもあり、とても重要視されています。
タバコの煙に含まれる発がん性の疑われる物質は50種類以上(タバコの煙に含まれる人的有害物質は250種類越え)と言われていて、長年にわたり国をあげて様々な研究などが行われています。
がん患者を減らそうとする動きも虚しく、1985年以降のデータによると男女ともにガンによる死亡率は増加し続けています。
タバコの煙は、吸っている人だけに影響をもたらすものではありません。
むしろフィルターを通してタバコを吸う本人より、副流煙を知らず知らずのうちに吸いこんでいる周りの人の方が、より有害な成分を含む煙を吸い込んでいる可能性の方が高いです。
そのため近年の日本では、副流煙を吸い込む受動喫煙(間接喫煙、セカンドスモークとも)を防止するために公共スペースにおける喫煙スペースは極端に少なくなりました。
娯楽施設や飲食店、空港や宿泊施設などでも全面禁煙という場所が増えており、愛煙家及び喫煙者はどんどん隅に追いやらています。
しかし世界的にみたら、日本は先進国の中でもかなり遅れているとされていて、オシャレな国のイメージがあるフランスなどでは公共の場での喫煙は一切禁止されていたりもします。
これだけ自分自身や周囲の人間に悪影響を与えているにも関わらず、喫煙者が思うように減っていかないのには、タバコに含まれるニコチンがかなり影響しています。
タバコを止めたくても止められないニコチン中毒とも言いますが、体内のニコチンがなくなってしまうと、脳が体にニコチンを摂取するように信号を出し、結果イライラしたりストレスの原因になるのです。
そのストレスやイライラを解消すべくまたタバコを吸う、その悪循環が、より一層体をニコチン中毒にしていきます。
一度この悪循環の中に入り込むとなかなか抜け出すのは難しいので、禁煙するには確固たる意志が必要になります。